椿油の特長と成分
ひとが生活していくには欠かせない「油」。食べる油、肌につける油、さまざまな種類があります。その中でも、古くから日本のくらしに寄り添ってきたのが「椿油」です。
椿油とは ― 自然が育んだ植物性オイル
椿油は椿の種子から搾って得られる、天然由来の植物性オイルです。
大さじ1杯分の椿油を得るためには45粒の種子が必要。
さらに椿の木が実をつけ、そこから種子を採るまでには20~30年の長い年月を要するため、たいへん希少な油といえます。
そんな椿油は、「髪や肌になじみやすい」「酸化しにくい」などの特長があります。
肌になじみやすいため、皮脂の代わりとなって水分の蒸発を防ぎ、肌のうるおいをキープします。髪にも自然になじみ、うるおいとツヤを与えてくれます。
また、酸化しにくく品質が安定しているため、ヘアケア・スキンケアに使いやすいオイルです。
椿油がなじみやすい理由 ― 成分にひそむ秘密
椿油の主成分は「オレイン酸トリグリセリド」と呼ばれる成分で、ひとの皮脂にも含まれています。
ひとの皮脂は約40%が多種類のトリグリセリドで構成されており、そのうちの1つが「オレイン酸トリグリセリド」。
椿油は皮脂に含まれる成分を多く含むため、髪や肌によくなじんでうるおいを保ってくれるのです。
酸化しにくい油 ― 安定した品質のカギはオレイン酸トリグリセリド
「酸化しにくい」のも、椿油の主成分「オレイン酸トリグリセリド」の特長。
「オレイン酸トリグリセリド」とは、グリセリンに、脂肪酸である「オレイン酸」が3つ結合した成分のこと。
椿油に含まれる脂肪酸のうち、大部分が「オレイン酸」です。
「オレイン酸」は、「一価不飽和脂肪酸」に分類され、比較的酸化しにくい性質をもつため、品質を保ちやすいという利点があります。そのため、化粧品にも相性の良い油です。
【コラム:油が酸化するとどうなる?】
油の酸化とは、空気中の酸素、光、熱などの影響で化学反応が起こり、油が劣化してしまう現象のこと。
例えば、しばらく使っていない油から不快なにおいを感じたことはありませんか?
それは、油がゆっくりと酸化しているサインかもしれません。
化粧品に使われる油分も同じで、時間の経過とともににおいや色が変化することがあります。
大島椿の椿油は、保存料や香料などを一切使用していません。
そのため開封後は半年くらいで使い切ることをおすすめいたします。
光や高温を避け、キャップをしっかり閉めて保管することで、品質を保つことができます。
伝統と科学が支える椿油
椿油は、古くから髪や肌のケアに使われてきた、日本の伝統的なオイルです。
そのなじみやすさや使いやすさは、科学的にも裏づけられています。
自然の恵みと科学の視点の両方から見ても、椿油は髪や肌をすこやかに保つ理にかなったオイルです。